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絵画作品

阿羅漢となれ

物語り

苦しみの矢を引き抜いて 憂いない 静寂を得た 阿羅漢となれ
「どんな悲しみに直面しても それを乗り越えて 一切の苦しみの無い 悩みない人になれ
(少年少女のためのスッタニーパ―タ)」

この言葉はスッタニパータ(第三章)にでてくる一説です。

私たちにとって何が苦しみの矢なのでしょうか。恋愛だったり、職場だったり、病気だったり、誰かの発したほんの一言だったり・・・

憂いない静寂を得た阿羅漢の目には、こうした矢はどのように見えるのだろうかといつも考えてしまいます。私にも刺さったままになっている矢が沢山あります。その矢が問題なのではなく、なぜ私は射抜かれてしまったのかを見極めていかなくてはいけないのだと思うのです。

洋服に施した柄は津軽小巾刺しの図柄です。綿布が高価で手に入らない時代に、津軽藩は麻を栽培させて麻布で布を織らせたと言います。しかし麻布は弱く擦れてしまういすぐに繕わなくてはらない。どうせすぐ繕うなら始めから補強しようと始まった文化だと言います。もともと布を強化するための刺し子ですが、刺し方一つで美しい工芸へと発展しました。

生きていく限り矢が刺さることは避けられないのだから、そこから次にどう自身があるべきかを問い続けて阿羅漢のように穏やかで堅固な心を養えたらと思います。

作品概要

阿羅漢となれ

素材:木・胡粉・アクリル
サイズ:約84cm×30cm

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