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絵画作品

釈迦誕生図

物語り

この作品は法星院(曹洞宗/山梨)のご住職さまより、灌仏会(花祭り)の際に飾る掛軸のご依頼を受けて制作した掛軸です。

ご住職のご希望で、お釈迦様が降誕されたとき、跋難陀龍王(ばつなんだりゅうおう;ウパナンダ・ナーガ・ラージャ;Upananda nāga rāja)と難陀龍王(なんだりゅうおう;アーナンダ・ナーガ・ラージャ;Ānanda nāga rāja)が雨を降らして灌いだとされた場面を描かせていただきました。

涅槃図においても、この跋難陀龍王・難陀龍王は、お釈迦様が眠られている宝床より右手に、龍が人物に巻き付く姿で描かれている龍神で、お釈迦様の守護神とも言われています。

通常、釈迦誕生と言えば、右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言された釈迦誕生仏像を一番に思い浮かべますが、この掛軸では人間離れした神格化したお釈迦様ではなく、人間釈迦としてかわいらしい赤子の姿として描かせていただきました。

龍が降らせたと言われる甘露の雨は截金で表現し、光の加減で光の雨が降り注ぐように見えます。

私にとって初めて描かせていただいたお釈迦様のお姿。

どんな姿にしたらお釈迦さまの神々しさと赤ちゃんのかわいらしさを同時に表現できるか悩みに悩んで何度も描き直して仕上げた掛軸。
色や大きさによって見え方がきっと色々に変わると思います。

これから繰り返し、何度も描きたい図案になりました。

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