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絵画作品

転法輪印 ウクライナ

物語り

転法輪印はお釈迦様と阿弥陀様がお話をされている姿を表す時に結ぶ手印です。

転法輪印シリーズは、世界中の女性たちにこの転法輪印を結んだ姿を描いています。
これは私たちは文化や言語や宗教がが違えども、同じ時を同じ星で過ごす同じ人類という種族だというメッセージを伝えたくて描いているシリーズ作品です。


この作品は土を使った映水オリジナル技法で描いた、記念すべき初めての作品です。

真っ直ぐに前を向いて、決意を持って語りかけるように描いた女性はウクライナの土地をイメージしたものです。
背景に更紗柄を描いたのも、この作品が始まりでした。

更紗柄はインドで発達した染色技術で、シルクロードをを通って世界中へと広がっていきました。
土着の植物や文化を絵柄に取り入れられ、独自の発展を遂げた更紗は、フランス更紗、ジャワ更紗、和更紗など多くの文化を生み出しました。

その様子はインドで生まれた仏教が、土着の信仰を拡大解釈しながら飲み込んで広がっていった姿に似ていると感じて、この作品以降、全ての作品に更紗柄を模写しています。


また、この作品を描き終えた時に、自分の作品が若い頃に見たギリシャイコンの影響を色濃く受けていることに気がつきました。

当時まだ若く、キリスト教のことも仏教のことも全く知らなかった私は、ギリシャイコンの美しさに惹かれたものの、それを安易に作品に応用することはできませんでした。

すっかりそのことを忘れていたにも関わらず、20年以上の年月を経て自由に描いてみたいと思って初めて描いた作品がイコンに似ていることに気がついて驚きました。

材料も表現しているコンセプトもイコンとは全く違いますが、私にとって人の心に深く刻まれるものは思想と紐づいているものだという確信を得たのもこの作品がきっかけです。

作品概要

転法輪印 ウクライナ

素材:キャンパス・土・日本画煉絵具・アクリルエマルジョン・金箔
サイズ:SM

 

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