絵画作品
山の神 七面天女〜抱擁〜
物語り
私が暮らす山梨県早川町には、七面山という霊山があります。
七面山は法華経を守護する「七面大明神」を祀る霊山として、古くから信仰を集めてきました。七面大明神は龍神であり、人の姿となって現れる時には、麗しい女性の姿であると伝えられています。
七面山は古くから山伏たちの修行の場でもあり、険しい山道が続き、自然災害によってその姿を大きく変えることもあります。麓の山里もまた、これまで幾度となく自然災害に見舞われ、人々はその大きな力とともに暮らしてきました。
私も七面山の麓にアトリエを構え、この山を身近に感じながら日々を過ごしています。
そんな私が七面天女を思い描く時、優美で静かな女神というよりも、この険しい山を自在に駆け巡る、強い眼差しを持った女性の姿が浮かぶのです。
この作品では、そんな私自身の七面天女のイメージを描きました。
衣装には、大地とともに生きるさまざまな民族の装いから着想を得ながら、江戸更紗や堺更紗の文様を取り入れています。頭上には、彼女が龍神であることを示すように龍を描きました。
背景を覆う大熊笹は、かつて私が七面山を歩いた時、参道を挟むように生い茂っていた光景を思い出しながら描いたものです。
その大熊笹は数年前に一斉に花を咲かせ、現在では枯れ、当時の面影を見ることができなくなりました。
今では失われてしまった七面山の風景が、この作品の中には残っています。
また、肩から下がる青い布には、古くから魔除けの石ともされてきたラピスラズリを素材として使用しました。
七面山は法華経を守護する「七面大明神」を祀る霊山として、古くから信仰を集めてきました。七面大明神は龍神であり、人の姿となって現れる時には、麗しい女性の姿であると伝えられています。
七面山は古くから山伏たちの修行の場でもあり、険しい山道が続き、自然災害によってその姿を大きく変えることもあります。麓の山里もまた、これまで幾度となく自然災害に見舞われ、人々はその大きな力とともに暮らしてきました。
私も七面山の麓にアトリエを構え、この山を身近に感じながら日々を過ごしています。
そんな私が七面天女を思い描く時、優美で静かな女神というよりも、この険しい山を自在に駆け巡る、強い眼差しを持った女性の姿が浮かぶのです。
この作品では、そんな私自身の七面天女のイメージを描きました。
衣装には、大地とともに生きるさまざまな民族の装いから着想を得ながら、江戸更紗や堺更紗の文様を取り入れています。頭上には、彼女が龍神であることを示すように龍を描きました。
背景を覆う大熊笹は、かつて私が七面山を歩いた時、参道を挟むように生い茂っていた光景を思い出しながら描いたものです。
その大熊笹は数年前に一斉に花を咲かせ、現在では枯れ、当時の面影を見ることができなくなりました。
今では失われてしまった七面山の風景が、この作品の中には残っています。
また、肩から下がる青い布には、古くから魔除けの石ともされてきたラピスラズリを素材として使用しました。
作品概要
山の神 七面天女〜抱擁〜
素材:パネル・土・日本画煉絵具・アクリルエマルジョン・岩絵の具・金箔・銀箔・玉虫箔
サイズ:F25
制作年:2020年
日蓮宗 身延山宿院 武井坊 所蔵









