物語り
山梨県石和温泉郷『ホテル新光(大江戸温泉グループ)』のエントランス・フロントの天井画に、華やかな天井画を依頼されて制作した作品です。
遥々遠くからお越しいただいたお客様を、おもてなしの気持でお迎えして、非日常の温泉宿へといざなう天井画をエントランスに、という女将様のご依頼でした。
鮮やかな色彩、シルバー箔の美しい青い輝きが入り口を入ってすぐに目に入りエントランスを明るくします。
登竜門へと向かい上流へと泳ぐ鯉。
やがて瀧は空へと繋がっていきます。
瀧を登り切って空を泳ぎ龍になった姿はこの奥に繋がる天井画で表現されていきます。
ちょうど奥の龍図にあたる下には、実際の川が流れています。
この『 川=結界 』を超えて、非日常の世界へ足を踏み入れて温泉を楽しんでいただきたいと願って描きました。