絵画作品
修行走道総圖(大会景品)
物語り
日蓮宗総本山がある身延山と法華経守護神が住む七面山を走り抜けるトレイルランニングのレース『修行走』が毎年11月に行われています。
修行走公式サイト:https://www.shugyoso.com/
『修行走道総圖』は、このレースで最も過酷とされる高低差1200メートルを超える七面山を駆け抜ける七面昇龍コース(36キロ)の優勝者の方へ渡す景品としてご依頼いただいた掛軸のために描いた作品です。
このレースで走るコースは古くから法華経信徒がお題目を唱えながら歩いた参道です。この身延山と七面山を結ぶ参道を描いた地図は古くから残されており、時代を追ってそれらの地図を見てみると、焼失したり改築された時間の経過が、刻々と変化する様子から感じることができます。
古くから多くの人が歩いたこの参道を走り抜けてしまう選手の方々に、過人の足跡を辿りながらもう一度ゆっくり歩いてもらえたら・・・という思いから描き始めた作品です。
身延山大学図書館に許可をいただき、古くから描かれている地図を参考にしながら、航空写真や、実際に歩いて撮影した写真、インターネット上にアップされている多くの資料を参考にして、柱の数や屋根の正面から見えない奥行きの屋根の形など、できるだけ忠実に描きました。
ご依頼いただいた大会実行委員会より掛軸らしくない掛軸がご希望だでしたので、これまで残されている歴代の地図に無い吹き出しなどを使って、私自身がコースを実際に歩いて思ったことや発見したことなどのコメントを書き入れてみました。
男女各優勝者のために各軸を二幅制作。
それぞれ、驚異的な早さでコースを駆け抜けた優勝者のもとへお嫁に行きました。
修行走公式サイト:https://www.shugyoso.com/
『修行走道総圖』は、このレースで最も過酷とされる高低差1200メートルを超える七面山を駆け抜ける七面昇龍コース(36キロ)の優勝者の方へ渡す景品としてご依頼いただいた掛軸のために描いた作品です。
このレースで走るコースは古くから法華経信徒がお題目を唱えながら歩いた参道です。この身延山と七面山を結ぶ参道を描いた地図は古くから残されており、時代を追ってそれらの地図を見てみると、焼失したり改築された時間の経過が、刻々と変化する様子から感じることができます。
古くから多くの人が歩いたこの参道を走り抜けてしまう選手の方々に、過人の足跡を辿りながらもう一度ゆっくり歩いてもらえたら・・・という思いから描き始めた作品です。
身延山大学図書館に許可をいただき、古くから描かれている地図を参考にしながら、航空写真や、実際に歩いて撮影した写真、インターネット上にアップされている多くの資料を参考にして、柱の数や屋根の正面から見えない奥行きの屋根の形など、できるだけ忠実に描きました。
ご依頼いただいた大会実行委員会より掛軸らしくない掛軸がご希望だでしたので、これまで残されている歴代の地図に無い吹き出しなどを使って、私自身がコースを実際に歩いて思ったことや発見したことなどのコメントを書き入れてみました。
男女各優勝者のために各軸を二幅制作。
それぞれ、驚異的な早さでコースを駆け抜けた優勝者のもとへお嫁に行きました。
作品概要
修行走道総圖
サイズ:約29×40cm(表具含まず)
素 材:和紙・透明水彩・ペン
所 蔵:小川様(山梨県)・上宮様(宮城県)