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絵画作品

七面天女

物語り

私が住む早川町にある七面山は日本百名山の一つでもあり、法華経を守護する「七面大明神」と呼ばれる龍神が住む霊山でもあります。

七面大明神は人型になると麗しい女神の姿として描かれ言い伝えられています。

七面山はもともと山伏たちの修行の山とされており、大変険しくハイキングを楽しむような山ではありません。
また、自然災害に見舞われることもあり、この山の麓に住む私には、七面天女は大地を駆け巡る強く眼差しを持った強気な女性像が思い浮かぶのです。

この作品は初めて従来の仏画から離れて、自由に神仏を描いてみたいと考え挑戦した第一歩でした。

仏画には本来決まりがあり、それを踏襲していないと仏画としては認められないとされています。
その決まりにはそれぞれの神々の特徴が記されてあり、体の形、手の本数や顔の数、衣装や髪型や持ち物まで決められているものもあります。


本来ですと中国式の衣装を纏った麗しい女神像として表現されることが多い七面天女ですが、
七面山の麓に住む私はとても麗しい女性像を山から想像することができず、その代わり真っ直ぐにこちらを見つめる若くて強い女性像を描きました。

衣装は大地の民であるモンゴルの民族衣装デールをイメージして描きました。

手には心の鍵を開ける鍵と、あらゆる願いを叶える珠を持っています。
この二つは七面天女の持ち物として決められているので、これらを描くことで、この女性が七面天女なのではないかとわかる仕組みになっています。

さらに七面天女は龍女なので、そのことを暗示するために背景に龍を描き入れました。

背後に描かれているのは、映水の作品に欠かせない更紗柄です。

作品概要

七面天女

素材:キャンパス・土・日本画煉絵具・アクリルエマルジョン・金箔・玉虫箔
サイズ:P6

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