絵画作品
ベビー龍頭観音ちゃん〜海へ〜
物語り
この作品はベビー龍頭観音ちゃんをモデルにした2作目になります。
一作目は、まだ小さい龍頭観音ちゃんと龍ちゃんが一緒に雲に乗って空を飛ぶ様子を描いた作品でした。
それからしばらくして、二人が少し成長した姿を描きたいと思い、龍ちゃんの背に乗ってまさに龍頭観音様のようなお姿で現れた様子を描きました。
色とりどりの雲には七宝紋をあしらい、七宝紋の中心には珠をイメージした截金を施しました。
これはインドラの網です。
インドラの網とは、一つの珠が無限の珠を映し返すように、世界のすべてが相互に影響し合い、離れず結びあっていることを説く仏教的世界観を表すモチーフです。
これまで、仏教経典についての作品を描いてきた初期の頃から、作品の中に重要な意味を持つモチーフとして七宝紋を描き続けてきました。
七宝紋とは、円が永遠に連鎖し重なり合う、日本古来の吉祥文様で、人と人とのご縁・調和・繁栄を象徴する紋様です。
今回、インドラの網と七宝紋を融合した新しいアレゴリーは、七宝紋が象徴する「ご縁と調和」の輪に、インドラの網の「すべてが映し合い響き合う世界観」を融合させたものです。
これは「個と全体が常に結び合い、その光の重なりによって生命が育まれていく」という新しい生命観であり、同時に「一つの存在が無限の存在とつながり、互いを生かし合いながら輝く宇宙観」という果てしなく続く仏教的宇宙観を示す縁起の世界を表現するアレゴリーです。
ベビー龍頭観音ちゃんはその雲に乗って、海の上を大好きな龍と共に超えていこうとしています。
世界中の人へ、この美しい世界は一つの固定された世界として存在しているのではなく、あらゆる生命や存在が互いの光によって映し合いながら共存しこの世界を映し出しているのだと海を超えて伝えられるようにと願っています。
一作目は、まだ小さい龍頭観音ちゃんと龍ちゃんが一緒に雲に乗って空を飛ぶ様子を描いた作品でした。
それからしばらくして、二人が少し成長した姿を描きたいと思い、龍ちゃんの背に乗ってまさに龍頭観音様のようなお姿で現れた様子を描きました。
色とりどりの雲には七宝紋をあしらい、七宝紋の中心には珠をイメージした截金を施しました。
これはインドラの網です。
インドラの網とは、一つの珠が無限の珠を映し返すように、世界のすべてが相互に影響し合い、離れず結びあっていることを説く仏教的世界観を表すモチーフです。
これまで、仏教経典についての作品を描いてきた初期の頃から、作品の中に重要な意味を持つモチーフとして七宝紋を描き続けてきました。
七宝紋とは、円が永遠に連鎖し重なり合う、日本古来の吉祥文様で、人と人とのご縁・調和・繁栄を象徴する紋様です。
今回、インドラの網と七宝紋を融合した新しいアレゴリーは、七宝紋が象徴する「ご縁と調和」の輪に、インドラの網の「すべてが映し合い響き合う世界観」を融合させたものです。
これは「個と全体が常に結び合い、その光の重なりによって生命が育まれていく」という新しい生命観であり、同時に「一つの存在が無限の存在とつながり、互いを生かし合いながら輝く宇宙観」という果てしなく続く仏教的宇宙観を示す縁起の世界を表現するアレゴリーです。
ベビー龍頭観音ちゃんはその雲に乗って、海の上を大好きな龍と共に超えていこうとしています。
世界中の人へ、この美しい世界は一つの固定された世界として存在しているのではなく、あらゆる生命や存在が互いの光によって映し合いながら共存しこの世界を映し出しているのだと海を超えて伝えられるようにと願っています。
作品概要
ベビー龍頭観音ちゃん〜海へ〜
素材:パネル・土・麻布・日本画煉絵具・アクリルエマルジョン・岩絵の具・金箔・水金箔・洋金箔・アルミニウム箔、銀箔
サイズ:P30
制作年:2025
個人所蔵













