襖・屏風
富士来光図 桐戸
物語り
アトリエから見える七面山は標高1900メートルほどある霊山で、いただきには七面山大明神を奉る敬慎院があります。毎年行われる七面山の大祭へ母を連れて5時間かけて上り参籠しました。翌朝、朝勤前にご来光を拝もうと外に出ると、一面の雲海が広がっていました。所々から山の頂が顔を出し、その奥に美しい富士山が見えました。
やがてご来光が登ると雲海は金色に染まって、あまりの美しさに寒いのを忘れて見惚れながら、母と見たこの美しい光景をいつか作品にしたい!と心に決めたのです。
それから二年後、この様子は襖絵をして描くことになり、この絵を仕上げた翌年に富士山は世界遺産に登録されました。
金と紫金のグラデーションに下地を作り込み、映水らしい白い線で雲海を思い切って描き上げました。限りなくシンプルな構図と技法ですが、それ故に線の書き損じが絶対に許されません。息の長い安定した線を引くための工夫をしながら、一本一本の線を丁寧に引いて仕上げました。
結果的に最も映水らしい潔い作品となりました。
桐の寄板は大変軽く触れると暖かみを感じます。
絵の上部に木目を残す構図にしたのは、年月とともに風合いが変化する板の姿を楽しんでいただきたいと考えたからです。何十年と月日が経つにしたがって木地が出ている部分は縦目に木目が現れ、描いた白く引いた線との兼ね合いが面白く見えてくると考えています。
ご自宅や庫裡などに『富士来光図』の板戸を入れたいというお問合せを多数頂いております。
お値段につきましては、建具の仕様や画面に使用する板によって全く異なります。
絵付代は下記の通りですが、そのほかに板代、お仕立て代、取り付け代などが必要になります。
ご予算やご希望に合わせて対応させていただけますのでお気軽にご相談ください。
やがてご来光が登ると雲海は金色に染まって、あまりの美しさに寒いのを忘れて見惚れながら、母と見たこの美しい光景をいつか作品にしたい!と心に決めたのです。
それから二年後、この様子は襖絵をして描くことになり、この絵を仕上げた翌年に富士山は世界遺産に登録されました。
金と紫金のグラデーションに下地を作り込み、映水らしい白い線で雲海を思い切って描き上げました。限りなくシンプルな構図と技法ですが、それ故に線の書き損じが絶対に許されません。息の長い安定した線を引くための工夫をしながら、一本一本の線を丁寧に引いて仕上げました。
結果的に最も映水らしい潔い作品となりました。
桐の寄板は大変軽く触れると暖かみを感じます。
絵の上部に木目を残す構図にしたのは、年月とともに風合いが変化する板の姿を楽しんでいただきたいと考えたからです。何十年と月日が経つにしたがって木地が出ている部分は縦目に木目が現れ、描いた白く引いた線との兼ね合いが面白く見えてくると考えています。
ご自宅や庫裡などに『富士来光図』の板戸を入れたいというお問合せを多数頂いております。
お値段につきましては、建具の仕様や画面に使用する板によって全く異なります。
絵付代は下記の通りですが、そのほかに板代、お仕立て代、取り付け代などが必要になります。
ご予算やご希望に合わせて対応させていただけますのでお気軽にご相談ください。
作品概要
富士来光図
サイズ:約3600×180cm(桐戸4本)
素 材:桐板・アクリル
所在地:作家所蔵
参考価格:1本15万円〜(絵付けのみ)