絵画作品
ベビー龍頭観音ちゃん
物語り
私たち人間や動物たちと変わらず、輪廻の中を生きる生物である神々。
ベビーシリーズは、輪廻するなら神様にも生まれてきた時だってあると考え、請願発起して人を苦しみから救う菩薩や神部の神々になる前の、まだ何も知らない可愛くて純真無垢で愛おしい赤ちゃんの姿で神々の幼少期を描くシリーズです。
今回描いたのは、三十三身のひとりである「龍頭観音様」のベビーちゃん。
観音様は、あらゆる人々を苦しみから救うという強い願いのもと、33の姿に変化して現れるといわれています。
その中の一つが、龍の頭に乗ったお姿で知られる「龍頭観音」です。
実際の龍頭観音様は、煩悩を洗い流す水瓶や、願いを叶える宝珠を手に持ち、力強くも慈悲深い存在として表されます。
この作品では、そんな観音様がまだ幼い頃──
龍とともに無邪気に遊び、同じ時間を過ごしながら、やがて衆生を救う存在へと成長していく過程をイメージして描きました。
龍もまた、ベビーちゃんの姿で登場します。
いずれ観音様を背に乗せ、世界を救う旅へと出発する日が来るとしても、
この二人は「主と乗り物」ではなく、互いに心を通わせ、同じ志をもって生きる「バディ」として、命をともに捧げていくのです。
だからこそ、彼らがまだ小さな頃、一緒にお風呂に入ったり、ご飯を食べたり、
時に泣いたり笑ったりしながら寄り添っていた、そんな日々の姿が次々と心に浮かんできます。
いつか、そんな仲睦まじい日常の一場面も描いてみたいと思っています。
ベビーシリーズは、輪廻するなら神様にも生まれてきた時だってあると考え、請願発起して人を苦しみから救う菩薩や神部の神々になる前の、まだ何も知らない可愛くて純真無垢で愛おしい赤ちゃんの姿で神々の幼少期を描くシリーズです。
今回描いたのは、三十三身のひとりである「龍頭観音様」のベビーちゃん。
観音様は、あらゆる人々を苦しみから救うという強い願いのもと、33の姿に変化して現れるといわれています。
その中の一つが、龍の頭に乗ったお姿で知られる「龍頭観音」です。
実際の龍頭観音様は、煩悩を洗い流す水瓶や、願いを叶える宝珠を手に持ち、力強くも慈悲深い存在として表されます。
この作品では、そんな観音様がまだ幼い頃──
龍とともに無邪気に遊び、同じ時間を過ごしながら、やがて衆生を救う存在へと成長していく過程をイメージして描きました。
龍もまた、ベビーちゃんの姿で登場します。
いずれ観音様を背に乗せ、世界を救う旅へと出発する日が来るとしても、
この二人は「主と乗り物」ではなく、互いに心を通わせ、同じ志をもって生きる「バディ」として、命をともに捧げていくのです。
だからこそ、彼らがまだ小さな頃、一緒にお風呂に入ったり、ご飯を食べたり、
時に泣いたり笑ったりしながら寄り添っていた、そんな日々の姿が次々と心に浮かんできます。
いつか、そんな仲睦まじい日常の一場面も描いてみたいと思っています。
作品概要
ベビー龍頭観音ちゃん
素材:パネル・土・麻布・日本画煉絵具・アクリルエマルジョン・岩絵の具・金箔・水金箔・洋金箔・玉虫箔
サイズ:M6