『犀の角のようにただ一人歩め』を描こう！！

映水の作品『犀の角のようにただ一人歩め』の下図がお手本なったものを今月のお手本にセレクトしました！
これは2018年に開催された『DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2018 in Paris』に出展するために描いた作品でした。搬入するために特別な額を設えるために預けていたのですが、まさかの火事に巻き込まれて消失してしまった幻の作品です。

スッタニパータ第一章・ 蛇の章の中で『犀の角』という一説があります。

”貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、全世界において妄執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め”

スッタニパータはいくつかの章に別れていますが、それぞれの章にはいくつもの短い詩のように教えが書かれています。
『犀の角』では最後の部分に「犀の角のようにただ独り歩め」という節を詩の最後に繰り返しつけて書かれている章になります。

これはお釈迦さまがインドの林の中を一本角を持つ犀が一頭静かに歩いていく様を、全てを捨てて独り仏道を進む修行僧に重ね合わせているのではないかと言われています。

これを読んで、犀に金の袈裟を着せて蓮台に乗った菩薩（修行する者）の姿として描いたのがこの作品です。

有機的な線を使っていきいきと犀を描き、無機質的に蓮台の線を描くことでコントラストが生まれリズムある作品を目指して線描していきましょう！


お手本は公式ラインから無料でダウンロードすることができます。（期間限定）

また、セブンイレブンプリントを利用することもできますので、ぜひこちらもご利用下さい。
（予約番号は公式ラインのイベントページでご確認ください。期限８月１日まで）