映水展『色取り月の調べ』無事終了!
たくさんの方々に支えられて終了!
まだ暑い9月28日にスタートしてから、少し肌寒く感じる10月2日に最終日を迎えることができました。
たくさんの方々にお越しいただきまして大盛況のうちに展覧会が開催することができました。
お越しくださいました皆様、遠くから声援を送ってくださった皆様。
本当にありがとうございました。
また、ボランティアで会場の設営や運営をお手伝いくださいました皆様、本当に本当にありがとうございました。皆様の力なくてはこの展示を無事終えることはできませんでした。
この場を借りて深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
今回の展示は、『増上寺』という場所でご覧いただくことで、美術館で見ていただく芸術作品としての顔ではなく、教えを伝えるための使者として群生させ、一つの絵曼荼羅的要素をもった展示を目指しました。
灯りを落とした会場に108本の蝋燭を灯し、一つ一つの作品に込めたお釈迦さまの言葉を表した作品をご覧いただき、キャプションを読んでいただいたり音声ガイダンスを聞いていただくことで、より深くお釈迦さまの教えに触れていただけたのではないかと思っております。
増上寺特別写仏会(9月30日、10月1日)
今回の展覧会で最も重要な役割を果たしていたのは、特別イベントとして開催させていただいた写仏会です。
増上寺御本尊である黒本尊さまのお手本を特別に書下ろしさせていただき、90名の皆様と一緒に写仏をさせていただいた後、写仏を奉納させていただく法要を開催していただきました。
奉納の儀の法要は本殿にて厳かに行われ、黒本尊さまの見守る中心を込めて描いた写仏を一人一人御宝前に上がって奉納させていただき、先祖供養までしていただけたことは、皆様にとっても私にとっても大変ありがたいことでした。
普段はお寺にご縁があまりない方も、こうした 機会にご先祖様に思いを馳せる時間を持っていただけたのではないかと思います。
呼吸を止めないで、一本だけでも気持ちの良い線が引けたら今日は大成功!という課題に取り組んでいただき、ただお手本を写すのではなく呼吸をのせて瞑想線描をすることでより深くリラックしながらご自身と向き合っていただいた2時間でした。
またお時間がありましたらご自宅でも練習していただき、さらに色を塗ってお楽しみいただくなどして、忙しくてざわざわする心を引き寄せるために手段に使っていただければと願っています。