觔斗雲

京都東山に新しくオープンしたホテル『京都東山ウィズ』のエントランスデザインの仕事の一環で、壁紙に使用する唐紙のデザインをさせていただきました。

唐紙を作っていただいたのは、京都北区にある『かみ添』で手彫りの版を作ってもらい、胡粉とキラで手刷りしていただきました。キラで刷っていただいたので、光の加減で柄が浮き上がったり沈んだりして見えます。
京都らしい建築のため、エントランスからフロントへと奥へ永く続く通路が長いので、光で変化するキラの特性がが効果的に楽しんでいただけます。

また、唐紙はA3ほどの大きさの紙を上下左右につなげて張込みます。張り合わせた時に全体の絵が奥へ続く雲海のように見えるようにデザインを起こしました。一枚一枚が表情豊かな手刷りの味わい深い大画面の作品に仕上がりました。

觔斗雲は「西遊記」で、孫悟空の乗る雲として大変有名で、ひと飛びで十万八千里を行くそうです。
海外のお客様が大半を占めるこの『京都東山ウィズ』。觔斗雲に乗ってあちこちの観光名所へ向かって楽しい時間を京都で過ごしていただけたらいいな・・・と思います。